東北地方の初期の状況

学術調査実施時期の決定方針について (岩手・宮城・福島エリア)

調査に先立つ三陸地域の情報集結果

調査方針

被災現場を見た上で,調査開始時期や調査地域,調査隊の規模,調査期間,調査方法などについて相談するため,先発情報収集隊を派遣し,今後の調査スケジュールを立てることにしました. 一部被災現場での状況が改善したこと,津波痕跡が消えつつあることを確認しています.そこで,以下の状況を満たす観測可能地点調査を開始することとしました.

  1. 行方不明者捜索活動や救援活動の妨げとならずに現地に入ることが可能か
  2. 現地の被災者支援状況はどうか(調査活動が展開できる状況か)
  3. 被災地内の瓦礫の状況(車両はどこまで通行できるか等)
  4. 海岸線に近づけるか(近づけない場合はどこまで徒歩で到達可能か)
  5. 外部からの情報をラジオなどで確認できる状況か
  6. ガソリンの供給状況等

三陸地方の調査の経緯

  • 3月25日以前:調査の自粛
  • 3月25日前後:エキスパートチームによる第1期調査
  • 4月 1日前後:エキスパートチームによる第2期調査
  • 4月11日以降:各調査チームの自主的な調査